旅 籠 屋
HATAGOYA

米国留学中に体験した子供連れに便利な簡易宿泊施設、アメリカ流のモーテルを日本に定着させようと、日本人事業家と共に開発した日本版米国モーテル。日本に新しい旅行文化を創造できるかどうかの挑戦プロジェクトです。

「旅籠」とは、江戸時代から日本に広く普及していた街道沿いの簡易宿泊施設。庶民が日本中を移動するためには欠かせない施設でした。海外の影響が少なかった江戸時代の文化、社会、制度等の多くが、現在も日本に生き延びています。「江戸時代のビジネスモデルは現在のビジネスモデル創出に多くのヒントを与えてくれる」との長年の考察から、米国のモーテルと日本の旅籠をカプリングしたプロジェクトがこの「旅籠屋」です。つまり「旅籠」の現代版です。

事業家の信念と努力により、現在、日本全国にチェーン展開しています。

ホテルや旅館の予約無しに思いつきで車でふらーと旅に出かけ、夕食は地元の美味しい食材を楽しんだ後に、近くの旅籠屋の明るいエントランスに車を止め、広い静かなフロントでオーナの笑顔に迎えられます。ロビーでは無料でも薫り高いコーヒーをゆったりしたソファーで楽しみ、ドライブの疲れを癒します。部屋に入ると、ゆったりとした大きいベッドと広い部屋で一夜をくつろぎ、ケーブルテレビで今はやりの映画を楽しみます。こんな自由で気ままな旅行スタイルも結構楽しいものです。高速道路が無料化になれば、自由で安価な国内旅行がもっともっと楽しくなります。

ホテル事業として考えた場合、事業性の観点から、およそ20部屋以上が建築でき、駐車場20台分が確保できる土地が望ましいでしょう。立地は高速道路のインターチェンジ付近から一歩入った静かな道路沿いが理想です。近くにコンビニがあるとさらに利便性が高まります。高速道路内の宿泊施設として初めて旅籠屋が承認されました。

また、不動産の有効利用という観点から考えると、駅前等の利用価値の高い土地と比べ、郊外の土地で、アパートにも事務所にも適さない土地の有効活用を可能にします。不動産価値としては比較的低い場所で、安定した現金収入を確保できる、数少ないビジネスモデルと言えます。

今後、政府が進める地域別休日制度が開始されますと、空き室率の高かったウィークデーの稼働率も上がり、安定した収入も確保しやすくなります。

旅籠屋の運営形態には、オーナ自身が経営も運営もされる場合と、オーナになり、運営は旅籠屋に委託する方法などがあります。

詳しくはホームページを参考

旅籠屋の第一号店(モデル施設)イメージ概念(企画設計及び監理、CAD、レンダリング:村川)
一号店の日光鬼怒川店(旅籠屋ホームページより)